私たちの住んでいる州では、高校が4年間あるので、モンテッソーリ中学校クラスは、2年間のみです。

時間割を見ると、数学や言語の他、Community Work、Humanities、Occupationsという時間が見受けられます。

 

Humanitiesの時間は、日本語に訳すと「人文科学」。なんだか広い意味すぎて、一体何を学ぶ時間なのか謎めいていましたが、

 

中学に9月に入学して、最初の2ヶ月は、このHumanitiesの時間には「古代メソアメリカ、特にアステカ文明と、マヤ文明について」。生活様式、宗教、文化的信念や、最終的にどうやって衰退していったかなどを学んだようです。

 

高度に発達した数学や天文学や、優れた建築技術を持っていたにもかかわらず、人間の生贄を、宗教的な信念の基盤だった神に捧げるという恐ろしい慣習もありました。

 

大まかな知識を得た後は、それぞれの生徒が、この古代メソアメリカ文明に関するトピックを選び、自分で深くリサーチをしていき、模型を作り、最後にはプレゼンテーションをします。

 

ガイ(中学1年生)は、最初から最後まで熱心にこの授業に取り組んでいました。家で、夕食の時には、アステカ文明とマヤ文明の話で持ちきりでした。

 

マヤ文明の絵文書は、スペイン人の征服で「嘘と迷信だらけ」だと焼き払われ、現在は4冊の絵文書が残されているだけとなったことを、相当悔しがっていました。他の絵文書があればもっとマヤ文明について学べたのにと。それに、生贄については、理解に苦しみ相当心を痛めていたようでした。

 

私は2年近く、農場の動物シェルターで週1回のボランティアをしていますが、ちょうどガイがこの授業にのめり込んでいた頃に、たくさんのニワトリが救助されてシェルターにやってきました。

 

ユダヤ教の「カパロット」という儀式があり、ニワトリを振り回して殺すと、人間が過去に犯した罪を償うことができると信じられています。(ユダヤ教の人々もほとんどがこの儀式に反対しており、ほんの一部の人が現在でもそう信じて行なっている儀式なんだそうです。)

 

この儀式の犠牲となった多くのニワトリたちの中で、かろうじて生き残ったニワトリが、動物シェルターに運ばれてきたのです。

 

古代アステカ、マヤ文明の時代には人間が生贄にされたけれど、現在でも生きた動物を生贄にする儀式があるなんて…。人間は古代から相当進歩したのに、まだ同じようなこともやっている。

親子共々、考えさせられた授業でした。

 

読んでくださってありがとうございます。また遊びに来てくださいね。

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