モンテッソーリ小学校4−6年生クラスの、この1年間の地域ボランティア活動(コミュニティーサービス)をまとめておこうと思います。モンテッソーリ教育で、学力が優れた子供が育つのは言うまでもありません。が、私が強調したいのは学力よりも、むしろこういう、コミュニティでのリーダーシップを各自がそれぞれの形で、発揮しているところです。

 

小学生だって、世界をより良いものに出来るんだ、という思いが子ども達の心にあると感じます。

 

⭐地元の自然環境保護団体にて、有害な外来種の除去をし、在来種のタネを植える活動から1年が始まりました。

 

⭐貧困についての研究をした後、クラスの有志グループが、Heifer International (世界中の貧困や飢餓に苦しむ人々への支援活動を行なっている団体)への寄付金集めに奮闘。学校内でどのクラスが一番寄付金を多く集めたかを競い、その寄付金で雌牛、ラマ、羊、ウサギ、ヒヨコと、かんがいポンプを購入して必要なコミュニティーに寄付することができました。

 

⭐Music & Memory Project という、アルツハイマーなどの認知症のケアをする活動を音楽を通じて行なっている団体があります。この団体について学び、そして、携帯電話やiPodに使われるコルタンという鉱物が、アフリカのゴリラの生息地から採掘されており、ゴリラの生存が脅かされていることを学んだクラスの有志グループが、使わなくなった携帯電話やiPodを集めてリサイクルする活動を始めました。 

 

集めた不用品の携帯電話やiPodは、Music & Memory Projectに寄付しました。Music & Memory Projectでは、介護施設などで認知症に苦しむ人々一人一人に、ふさわしい楽曲「パーソナルソングリスト」をその携帯やiPodに入れます。若い頃に聞いた思い出の曲や、好きだった曲を聞いたお年寄りは、元気を取り戻し、自分を取り戻したり、会話が増えたり、社交的になったり効果が見られるそうです。

 

⭐息子たちの通うモンテッソーリスクールでは、毎年、11月の感謝祭の1ヶ月前から、家庭で余っている食べ物を各自が持ち寄り、地域の福祉団体に寄付する活動があります。4−6年生クラスはこの活動のリーダー的存在で、過去にないほど高い目標を決めて、見事達成できました。

 

⭐私たちの住む地域の、ホームレスの人々を支援する団体で、クラスの有志グループがボランティアをしました。1ヶ月に1度の参加で、寄付されたものを分類したり、ホームレスの子供が遊ぶプレイルームを掃除したりしました。

 

この支援団体から感謝状が届きました。「モンテッソーリスクールの生徒さん達が来てくれる朝はとても素晴らしかったです。彼らは、私たちのプレイルームに新しい玩具や、塗り絵’の本やクレヨンなどを寄付してくれて、午前中ずっと幼い子供達と一緒に遊んでくれました。絵本を読んでくれたり、塗り絵を一緒にしたり、スタッフを手伝ってごっこ遊びなどもしてくれました。ボランティアに来てくれて、素晴らしい朝の時間をありがとうございました。」

 

⭐クラスの有志グループが、1ヶ月に2回の頻度で、認知症のお年寄りをサポートする施設でボランティアをしました。

 

⭐スクール内でも、4−6年生クラスの生徒は大活躍です。チューターとして、幼児クラスの小さな子供一人を担当して、読み書きや算数だけでなく、生活態度など、色んなことを教えてあげたりしました。幼児クラスの子供達にとって、大きなお兄さん、お姉さんが来て一緒に過ごしてくれるのはすごく嬉しくて楽しい時間なのです。

 

 

 

最後にマリア・モンテッソーリ女史の言葉を…。

 

「モンテッソーリのクラス内には、素晴らしい連帯感があります。異なる年齢の子ども達が、競争ではなく、協力的な雰囲気の中で、一緒に働くのです。環境に対するレスペクト、環境の中にいる一人一人に対するレスペクトがあります。そのレスペクトは、このコミュニティーの中で自由を経験したことから生まれるのです。」

 

 

 

ブログを読んでくださってありがとうございます。また遊びに来て下さいね。

 

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Comment
Asakoさん、初めてコメントさせていただきます。
アメリカで、子どもがモンテッソーリ園に通うことになり、モンテッソーリ教育について勉強を始めたばかりの者です。具体的に学校でどういったことをしているのか、また、家庭ではどういう風に取り入れたらよいのか、などとても参考になります。ブログの最初の記事から順を追って読ませていただいているところです。
一つ質問なのですが、随分前のブログに、朝は日本語の勉強をしているとありましたが、どの様な教材を使ってされているのでしょうか?
うちの子どもにも、そろそろ読み書きを教えたいと思っておりますが、モンテッソーリに出会う前は、通信教材などを考えていましたが、今はモンテッソーリの考えに沿った形でできないかと思っております。Asakoさんのお知恵をお貸しいただければありがたいです。どうぞよろしくお願いします。
  • Mari
  • 2017/09/16 04:51
Mariさん、出張でお返事遅くなり大変失礼しました。Mariさんもアメリカ在住なんですね!しかもお子さんモンテッソーリ園!!嬉しいです。
日本語教育に関して、私はアドバイスできるような人間ではないので、一人の意見として聞いていただければと思います。
土曜日に日本語学校があり、長男は1年生の時に入学させましたが、続きませんでした。宿題が大量に出て、家庭でゆっくり過ごせないということ、宿題が終わらず先生に叱られたこと、他のお子さんと比べられるところ…など、モンテと反するところが多く、せっかくモンテッソーリスクールに通い、自分のペースで、学ぶことが大好きなのに、このままだと日本語が嫌いになってしまうと思い、やめました。それ以降は家庭で、完全に私たちのペースでやっています。将来日本に帰国する予定もないので、日本人と同じ日本語力を目指すのではなく、外国人が日本語を勉強する時に使うような日本語検定の教材を使ったり、海外の子供が日本語を学ぶ時に使う教材を使っています。どなたか、スイスにお住いのママさんのサイトを読んで、大いに納得した記憶があります。とにかく子供が小さい時は、楽しくできる工夫を欠かさないように、決して強制しないようにと気をつけました。
  • Asako
  • 2017/09/27 07:28
Asako さん、お忙しい所、丁寧なお返事をありがとうございました。
楽しく出来るよう工夫する事と、強制しない事(これって結構難しいかも!)、心に留めておきたいと思います。
  • Mari
  • 2017/10/05 01:48
Mariさん、海外在住で、日本語の勉強を強制しないこと、ほんっとに難しいですよね。我が家のような親が国際結婚の家庭では、自然にバイリンガルになるように思われがちですが、英語でも日本語でも通じてしまうため、ついつい子供は楽な方(英語)を使ってしまうんですよね。逆に、ご両親が英語が苦手な日本人夫婦のご家庭の方が、外では英語でも必ず家では日本語を使わないといけないので、お子さんは完全なバイリンガルになっていますよ。強制すると子供が日本語を嫌いになっていく、苦手意識が増していくのがわかり、本当に難しいですがとにかく親の工夫で楽しく出来る環境づくりが大切だと痛感しています。お互い頑張りましょうね!
  • Asako
  • 2017/10/06 10:54





   

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