モンテッソーリ小学校の4−6年生クラスでは、毎年1回、親も一緒に参加する、性教育の講習会があります。

 

学校では生徒達は、女の子、男の子の体の仕組みや、初潮や、口髭や脇毛やすね毛が生えてくることや、あんなことやこんなことまで(汗)学校で学んできます。

 

6年生ならともかく、4年生には少し早いのでは?という気もするのですが、同じクラスにいて、6年生の体の成長が4年生にも見えるわけですし、6年生の会話は4年生の耳にも入ってくるわけですから、4年生から家庭でも性教育を子どもにするように言われていました。

 

家庭でも。。。と言われても、女の子ならともかく、うちは二人とも男の子ですから、なんて説明したらいいのか私には全くわからず(というか、避けられるなら避けたいのが正直な気持ちで)夫に任せて、夫が買った本をガイに渡した位です。

 

講習会は親子で参加が必須で、講師に招かれたのは、隣の市の大学病院で、「性と生殖の健康と権利(セクシャル・レプロダクティブ・ヘルス&ライツ)が専門の女医さん。この女医さんは、摂食障害の専門でもあります。

 

思春期に入り、無理なダイエットをして摂食障害(過食症、拒食症など)になる中高大学生や、ティーンエイジャーで妊娠してしまった子などがこの先生を訪れるそうです。

 

男女の生殖器の図を見ながら各器官の名称の確認、役割の説明から始まり、

思春期の男の子、女の子の体の変化(ニキビの話まで)や性同一性障害の話(さすがアメリカ)、

クイズ、

そして30分ほど、質疑応答の時間がとられました。

 

クイズや質疑応答は、発言が恥ずかしい場合を考慮して、親のスマホから女医さんのスマホにメッセージを送り、そのメッセージがスクリーンに表示される(もちろん無記名で)という方式でした。

 

「脇毛はどのくらいまで伸びるの?」とか「どうして男の子にも乳首があるの?」とか「何歳から何歳まで妊娠できるの?」とか「若い時に妊娠することは体に悪いの?」とか、「同性婚で赤ちゃんはどうやって生まれるの?」「何歳からボーイフレンドを作ってもいいの?」の質問などそれはそれはたくさんの質問があり、時間が延長されたくらい。この年齢の子供達、興味津々なんですね。女医さんは、どんな質問にも決して笑うことなく、真剣に医学的に答えてくださいました。

 

私が一番ハッとしたのは、

 

「性や生殖に関して、いくら親子関係が良くても、子供が話しづらいこともある。(必ずある)

だからお医者さんやカウンセラーなど、子供がそういうことも相談できる(親以外の)大人が周りにいることが大切。」

 

ということでした。

 

そういえば、1年に一回、かかりつけのお医者さん(ドクター・B)に定期検診に行きますが、昨年からは一通りの検診の後は、母親の私も一時、席を外してください、と言われます。私が廊下で待っている間、お医者さんとガイだけが、二人っきりで何やら話をするのです。性のことを話しているようです。(ドラッグや、タバコ、お酒が絶対いけないということなどは、母親の私がいる前でお医者さんがガイに話してますので)

アメリカに引っ越してきた3歳の頃からずっと診ていただいている男の先生です。

 

ガイに聞いてみました。「お母さんやお父さんに言えないことでも、ドクター・Bにだったら相談できる?」

 

「うん、大丈夫」

 

「そっかよかった。でももしドクター・Bにも話しづらくて、カウンセラーの人と話がしたくなったらお母さんにそう言ってね。今日の講師の女医さんに連絡してもいいし。」

 

「はーい。でもドクター・Bには話せるよ」

 

とりあえず一安心です。

自分の子供時代を思い出しても、やっぱり親に言いづらいことってありましたからね。

 

それにしても、もう12歳。思春期に突入したようで、最近は髪型まですごくこだわりがあり、体臭も気になるのか、夫と同じ制汗剤をつけています。そのうちおヒゲが生えて来ちゃったりするのか。今のうちにスベスベお肌を堪能しておかないと。

 

 

読んでくださってありがとうございます。また遊びに来てくださいね。

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Comment
 こんばんは。
 母親の視点を交えながら、海外で行われている子どもの性教育の発信をありがとうございます。とても参考になります。
 娘が通っていた学校では、「中学生」になってから、思春期の子どもたちと、その保護者へ性教育が行われました。今、資料をザーッと読み返してみました。「命の教育・人権教育」学んでいく内容はだいたい同じと思われます。
 受講した時に、印象に残った一点を書いておきますね。(お受験を経ての私立中学だったので、放任よりも過干渉の心配があるとのこと。)
「男の子の体の変化が始まったら母親は少しずつ、距離を置いてあげること。」という内容でした。 院長先生のお話では、今の日本では、エリート男性の中に正常な結婚生活が営めない男性が数多くいるとのことでした。原因は、母親が女性の視点で、潔癖に思春期の男の子を支配してしまった結果という内容でした。驚きました。
 さすが、モンテッソーリ教育ですね。不安や問題が起こる前に、信頼できるお医者様やカウンセラーと子ども。そして、保護者。しっかりとトライアングルな関係を築いておくんですね。
 
  • suzume
  • 2017/04/21 10:09
suzumeさん、コメントをありがとうございます。「男の子の体の変化が始まったら母親は少しずつ、距離を置いてあげること。」なるほどと思いました。日本の公立中学で先生をしている友人がいるのですが、最近のお母さんは息子を恋人のように扱うので困ると言っていたことを思い出しました。
思春期の子供が信頼できるお医者さんやカウンセラーがもしいると親としても安心できます。
今は日本でも親同伴の講習が中学であるのですね。私達の子供時代とは全然違いますね〜!!
  • Asako
  • 2017/04/22 07:02





   

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