アメリカで子供の習い事として、空手はとても人気があります。意外ですよね。でも日本人としてとても嬉しいのです!

 

空手スクールといっても、日本の伝統的な空手だけでなく、色んな国の武術がミックスされていたりします。息子達が通っている道場は、形(かた)や、スパーリングだけでなく、棒術やヌンチャク、カマ術も習います。

 

日本の伝統的な空手だけを教える道場もありますが、遠かったので断念しました。

 

ガイ(モンテッソーリ小学校6年生、現在赤帯)が一番楽しいというのが、この棒術です↓ 

(※帯色は日本と異なるようです。こちらでは、白→黄→橙→緑→紫→青→赤→茶→黒 です。)

 

 

ジェイ(モンテッソーリ小学校3年生、現在紫帯)は、形(かた)が一番好きだそうです。形は英語でFORMです。

 

 

私達の家から通える範囲には、4つも空手スクールがあるようで、息子達のモンテッソーリ小学校のクラスメートの2割位がそのどれかに通っています。2割ってすごく高くないでしょうか。

 

道場の先生が、モンテッソーリ小学校に来て、空手の体験レッスンをしてくださることもあります。

 

長男ガイは、今年から、この道場の選抜チームに入りました。選抜チームは、10歳〜14歳の15人位のメンバーで、茶帯や黒帯の子ども達と一緒に、難易度の高い練習をこなします。

 

普通の練習でさえ、週3回あるのに、この選抜チームだけの練習も加わり、週4回になりました。

 

しかもガイとジェイのクラスの曜日が異なるので、私、週5回も空手スクールに行っております。

 

習い事で忙しくなるのは嫌だったのですが、息子達が二人とも、何より楽しんでいるし、黒帯になるまでは絶対に続けたい、黒帯になっても段を取得するために続けたいと言っており、息子達の応援団長の私としては送り迎えは大変だけど仕方ありません(涙)

 

練習の他に、任意ですが、トーナメントがあります。

 

選抜チームのメンバーは、州内外のトーナメントに参加することが暗黙の了解のような感じで、

 

今年は夏に1回、秋は既に3回、州大会だけでなく、他州にまで行ってトーナメントに参加してきました。(親はクタクタ)

 

モンテッソーリ育ちの子どもって、競争を好まないイメージがありませんか? 確かに、モンテッソーリ小学校では体育の時間にタイムを測る位で、テストも無ければ競争することもありません。でもスポーツなどの健康的な競争は、好まない子もいなくはないですが、好む子だって多いです。その子の性格にもよるし、周りの大人の声かけにもよると思います。

 

息子達は、トーナメントだって、これまでルービックキューブのトーナメント、レゴリーグのトーナメントと色々参加してきました。自分から参加したいと言います。参加したくないと言えば、参加しない選択肢もあります。

 

子どもが習い事で、試合や発表会に出たくない、というときは、無理矢理参加させるのはモンテッソーリ教育では抑圧であり、その精神に反しています。でも、「出たくない」「そうなの?じゃあ出なくてもいいよ」だけでは可能性の芽を摘み取ってしまうことにもあります。大人の励ましで、子供自身がやりたくなるような雰囲気にすることも大切だと思います。

 

道場の黒帯の先生方が、いつも子ども達に言って下さる言葉があります。

 

「トーナメントで一番大切なのは、トロフィーをもらうこと?勝つこと? 全く違う。一番大切なのは、学ぶ ( Learning )ことだ」

 

「私がトーナメントで負けたことがないと思うか? 失敗したことがないと思うか? 何度もある。負けたときこそ、失敗したときこそ、多くのことを学ぶことが出来た。勝ったとしても、そのトーナメントから何も学ばなければ何の意味も無い」(←大きな大会で何度も優勝されている黒帯4段の先生です)

 

「黒帯というのは、『決してあきらめなかった白帯』だ」"A Black Belt is a White Belt that never gave up."

 

こういう言葉を、尊敬する先生が自分の体験を元に、常日頃から言って下さるので、子供達は失敗を恐れすぎたり、失敗を「恥ずかしいこと」と思うことがありません。私達大人も、たとえ1位をとった時でも、喜び過ぎたり褒めすぎることはしません。順位に固執しているなら、「よかったね。でも、勝つことよりももっと大切なことがあるんだよ。何だったっけ?(学ぶこと Learning)」と子供に考えさせる方がいいと思います。

 

それに、「順位よりも、もっとお母さんが嬉しかったことがあるんだよ。」と伝えるようにしています。対戦相手を称えていたこと、これまでクラスを休まず出席したこと、家で言われなくても練習を続けたこと。ミスをしても最後まであきらめずに競技したこと。それを「お母さんはちゃんと見ていたよ」を伝えることが大切と思います。大げさに褒めることのない、モンテッソーリの先生から学んだスキルです。よいことをしたら、にっこり笑って頷いたり、「先生は気付いたよ」とさりげなく伝えて下さいます。

 

 

多くの賞をとる先輩方の試合を見ていると、順位が決まったあとで、審判のところへ行き、どこを直せばもっと良くなるか、質問しているのですよ。決して点数への文句ではありません。素直に聞き、アドバイスをもらった後はお辞儀して戻っています。

 

その謙虚さ、素晴らしいのです。

 

 

ガイのトーナメントでの様子を見ていると、11歳〜13歳の部門ですが、全く知らない子同士でもハイファイブをして健闘を称え合ったり、Good Jobと言ったり、順位が決まった後も、自分より順位が上の子にも握手やハグをしに行ったりと、爽やかなスポーツマンに育ってくれたなあと嬉しく思います。ジェイは、8〜9歳の部門ですが、まだ自分からそんな風にすることはなく控えめですが、周りの気持ちよい行動を間近でみて、スポーツマンシップを学んでいます。

 

それに1位だったとしても、その場で大喜びするような子はいません。負けた相手もその家族もいるところですから。きちんと礼儀も教わっているのですね。

 

黒帯の先生方の「大切なのは勝ち負けではなく、学ぶこと」「負けたときこそ、失敗したときこそ、学べるチャンス」「たとえ優勝しても、何も学びがなければ意味がない」という常日頃の言葉かけがあったから、子ども達が勝ち負けにこだわらず、前向きでいられるのだと思います。

 

 

読んで下さってありがとうございます。また遊びに来て下さいね。

ガイが得意な棒術↓ 棒術は英語で Bo Staffと言います。伝統的な棒術(Traditional Bo) だけでなく、クリエイティブBo, ミュージカルBoなんてのもあり‥、さすがアメリカナイズされて浸透したんだな〜と思います。ちなみに私の日本の姉は、「この子たちはアクション映画の俳優でも目指してるの?」と聞いてきました(笑)

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Comment
ガイ君たちは学校以外でも素敵な大人、先輩に囲まれていますね^o^
  • しゅんず
  • 2016/10/15 20:38
しゅんずさん、こんにちは!
たまたま、家から5分の近い道場を選んだだけだったのですが、今思うと本当にラッキーな出会いでした。(クラスメートで他の道場に通っている兄弟は、毎回嫌がって大変なのだそうです。道場の教え方や方針も大切ですね。)私自身は、最初は日本の伝統的な空手じゃないと、空手ではないという思い込みがあったのですが、アメリカナイズされた空手でも捨てたもんじゃなかったです^^
  • Asako
  • 2016/10/16 00:56





   

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