皆様ご無沙汰しております。
アメリカは先週より、長い長い3ヶ月の夏休みに入りました。
実は2ヶ月前より、私、動物シェルターにて、動物のお世話をするボランティア活動に週1回、参加しています。最低6ヶ月間、続ける必要があります。
羊やヤギ、牛、アヒル、ガチョウ、七面鳥、ニワトリ、ラマ、ブタなど、たくさんのファームアニマルのいる動物シェルターです。小学生向けのサマーキャンプもあり、息子達はここに、2年連続サマーキャンプに来ています。今年も7月に1週間だけですが、サマーキャンプに参加予定です。
虐待にあったり、障がいがあったり、飼い主に捨てられたりして行き場を無くした動物たち。ここでは幸せそうに暮らしていますが、そのお世話をするのはほとんどがボランティアの人たちです。
子供は10歳以上であればボランティアに参加できるので、次男ジェイ(8歳)は出来ませんが、長男ガイ(11歳)は参加可能。本人がお母さんと一緒にやりたいというので、夏休みに入ってからは一緒に通っています。
ミニチュアロバの小屋の掃除↑
こちらはニワトリ小屋の掃除↑ 闘鶏(Cockfight)ってご存知でしょうか‥。雄鶏同士を戦わせて、どちらが勝つか賭けをするのです。とさかを切ったり、ナイフを結びつけて戦わせるのです。賭博ですし、動物愛護に反するとして多くの国、州で禁止されています。でもまだ実在するのですね。大変残念な、人間の自分勝手な一例だと思いますが、その闘鶏に出た鶏たち、その後に処分されるところを、このシェルターが引き取りましたが、その多くは病気のため死んでしまいました。ヒヨコのときに接種すべきワクチンをしてもらえていなかったため、病気になってしまっていたのです。
そんな目にあったとは思えないほど、生き残った10羽は、今では元気で可愛いニワトリ達です。が、引き取った多くのニワトリが次々と、簡単に予防できる病気で死んでいったときには、こちらのスタッフは皆、涙したと聞いています。
私もまだ始めて2ヶ月なので、先輩ボランティアの方に教わりながら1つずつ仕事を覚えているところですが、動物の小屋の掃除では、汚れて重い湿った藁を手押し車に入れて、よいしょよいしょと運んだりする訳ですから、決してきれいな仕事ではありません。
ガイはそれを全く嫌がりもせず、進んでやってくれるのだから本当に助かります。水の入った重いバケツも持ってくれるし。9月から6年生だものね。大きくなったものです。
ガイは宣言しました。「3ヶ月の夏休み、毎週1回、ボランティアに行く。だって楽しいし、動物が可愛いから!」と。
このシェルターで、子ども達に大人気のヤギ君。生まれつき後ろ足が不自由で、自分で歩くことができません。昨年夏のサマーキャンプ以来の再会、ガイはとても嬉しそうでした。
お腹がいつも地面についたままで、汚れてしまうため、赤ちゃんのお尻ふきを使って毎日拭いてあげるのですが、その後、ガイのお膝に頭をのせて、満足そうに眠ってしまいました。
始まったばかりの夏休み。ガイが来てくれるおかげで、このボランティア活動も楽しいものになりそうです。
理不尽で、残酷な出来事がある一方で、精一杯、助けようと努力してくれる、優しい正義の心を持つ人々は必ず存在するのですよね。大人の私にとっても、色々な感情がよぎり、多くの学びがあります。
読んで下さってありがとうございます。また遊びに来て下さいね。
- 2016.06.16 Thursday
- 平和教育
- 06:22
- comments(4)
- -
- by Asako
素敵なブログですね!
特にクローゼットやガレージのお片づけのバスケット。。。
私も真似をさせてもらいますね!
また、サマーキャンプもグッドアイデアですね(^^)
また、お邪魔しますね!