モンテッソーリ小学校クラスでは、1週間〜1ヶ月程度のスパンで常に自由研究をしている、と、このブログで何度も書いてきました。

幼児クラスでは一人でお仕事することが多く、友達と隣り合わせでもお互い違うお仕事をそれぞれやっている場合が多いのですが、6歳頃になると自分のすぐ周りにある環境への興味を強く持つようになります。

特に、クラスメートへの関心が強くなり、お友達といかに仲良くするか、が子どもたちにとって重要な関心事になります。

また、自分の周りにいる人たちの考え方や習慣、信念、文化への興味が深くなる時期です。

モンテッソーリの小学生クラスでは、この時期の子ども達のこの「周りへの興味」が深まる傾向に合わせて、多岐に渡る機会を子ども達に与え、歴史、地理、言語、科学などの勉強を通して、文化を探求できるようになっています。

長男ガイ(2年生)が、2年生最後にやったリサーチは、古代エジプトのアルファベットの解読についてと、古代エジプトで使われたというボードゲームの模型を作ることでした。


リサーチを仕上げるには、本を読み、たくさんの情報を整理して要点をまとめて書くというステップが必要なので、読み書きの実践的な練習になります。

皆の前で発表をしてクラスメートたちと学んだことをシェアし、クラスメートたちからの質問に答えたりするのは、社会に出てから必ず必要なスキル。小学生のうちからそのスキルをこうやって磨いていくのです。

(日本の小学校のように夏休みだけの自由研究では足りない!もっと普段の授業でも取り入れてあげたらいいのに、と思います。でもやっぱり一斉授業、講義形式の授業ではこういう個々の興味に合わせた活動は難しいのでしょうか。。。。教科書を読むよりよっぽど読解力がつくと思うのですが。)

息子達の通っているモンテッソーリスクールには、中学生クラスもあるのですが、中学生クラスでもやっぱりリサーチをやっています。

小学生クラスとどこが違うかというと、一人一人が一年の最初にテーマを決め、一年間かけてリサーチし、最後に先生方や保護者、小学生クラスの子ども達など大勢の前で発表するのです。

でも緊張して話せないなんて子はいません。何しろ小学校1年生のときからしょっちゅう、プレゼンしていますから、どの子も「素のまま」。それどころか、その研究内容に対する熱い思いが伝わってくるような感じです。

小学生では、本に書かれてあることを調べたり、情報を分析するだけですが、
中学生は何らかの行動に発展することが多いそうです。

たとえば、企業や政府に手紙を書いたりメールを送って、もし何かをよい方向へ変えられたらと願い、論議したりするのだそうです。この中学生の時期は、正義感がとても強く、より良い世界になるよう貢献したいと思っているのですね。

今年の中学生のプレゼンテーションは、私は聞きにいけませんでしたが、ガイはクラスメート達とすべての研究発表を聞いてきたそうです。

どんなテーマだったか、ガイに思い出せるだけ教えてもらいました。

•中世の生活
•女性の権利
•タイタニック
•イルカ
•お金
•歴代アメリカ大統領のスピーチ
•ビデオゲームのプログラミング
•地球の磁界
•オリンピックとパラリンピックの歴史
•レゴの歴史

とこんな感じで多岐に渡っていたようです。

普段クラスで聞いているプレゼンとはまた全然違ったようで、興奮気味に話してくれました^^

我が子の成長に目を見張り、涙を流す親も多いそう。
我が家は中学生まで通わせてあげられるかどうかわかりませんが、自信あふれる優秀なお兄さん、お姉さんたちの姿をこうやって見せてもらえて良かった! 息子の心に、将来は自分もあんな長い、複雑な研究発表が出来るようになるんだと良い目標になったことでしょう^^

今日も読んでくださってありがとうございます。また遊びに来てくださいね。
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Comment
Asakoさん、今回もとても興味深い記事をありがとうございます。

幼児期しか焦点が当てられていない日本では、モンテッソーリというと「個の充実」のイメージが強い印象を受けますが、こうして小学生以降の第2段階の様子を知ると、本当にこの教育法は決して幼児期だけのものだけでなく、大人になるまで段階を経て続いていく教育法なのだと納得させられます。まずは、自分自身を作り上げ、そして周りの環境といった順に、年齢に合わせ対象がシフトされるという点。とても理に適っていると思います。

それにしても、中学生のプレゼンテーションのトピック、ビックリしました。こんな複雑な研究材料を中学生が調理してしまうのですね。やはりこれも幼児期から続いているモンテッソーリ教育だからこそできることですね。

あぁ、今すぐにでもガイくんの通うスクールへと潜入してみたい気分です^^
Yuzyママさん、コメントをどうもありがとうございます。

そうなんですよ〜。
小学生になり、第2段階になると幼児期と同じこともありますが全く違う部分もでてきて、モンテ小学校過程では成長に伴う変化にうまく合わせてくれているなと強く感じます。

例えば、幼児期に見られる、何度も繰り返し同じお仕事をするという現象はあまり見られなくなります。その代わりに1つのレッスンを受けたら、それのextensionのお仕事をいくつか提案され、どれをやるか子供が選択するのですが、リサーチもそのextensionの1つなのです。

幼児期のモンテが小学校、中学校にこうやってつながっていたのかと思うと興味深いです。

私も30歳若かったら、息子達のスクールに入学できたのに(苦笑)
  • Asako
  • 2013/06/23 00:25
Asakoさん はじめまして。初めてコメントさせて頂きます。
アメリカのモンテッソーリ中学校のことを調べていてAsakoさんのブログをみつけました。実は母がモンテッソーリの勉強をしており、今度アメリカのオレゴン州で開催される大会に参加します。その際、アードキンダー(erdkinder)を見学したいと
  • nozomi
  • 2013/07/20 20:28
Asakoさん はじめまして。初めてコメントさせて頂きます。
アメリカのモンテッソーリ中学校のことを調べていてAsakoさんのブログをみつけました。実は母がモンテッソーリの勉強をしており、今度アメリカのオレゴン州で開催される大会に参加します。かねてからアードキンダー(erdkinder)の噂を聞いており、大変憧れてましたので、今回是非見学したいと話しておりました。しかし場所や行き方などが分からず困っています。もしよければ中学校の場所など教えて頂けませんでしょうか??
  • nozomi
  • 2013/07/20 20:37
nozomiさんへ、お返事が遅くなってゴメンナサイ!!!!
オレゴンの大会に参加されるのですね。オレゴンは私も一度訪れたことがあるのですがとても美しい街でした。
私の息子達が通っているモンテッソーリスクールの中学校は、ファームの環境ではないので理想的なアードキンダーではないように思いますが、農場体験などは重要視しているようで毎年1週間くらいですが農場体験に行くようですよ。今はアメリカは夏休みですから、子ども達がいるかどうかわからないです(息子達のスクールは中学生向けのサマースクールはなく、小学生までです)が、オハイオ州のHershey Montessori Farm school はアメリカでも一番優れたアードキンダーと言われているそうです。(夏休みだと思いますが。。) 12-18歳のAMIの教師トレーニングもこのスクールで行われているようですし、私もいつか訪れてみたいです。もしオレゴン州で。。。ということでしたら、AMIのスクール検索のサイト
http://amiusa.wpengine.com/school-locator-2/
のオレゴン州の下にリストがありますが、12歳以上のプログラムがあるのはほんの数校ですね。。。
  • Asako
  • 2013/07/24 23:31





   

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