夏休みに新しい友人ができました。隣の州で、モンテッソーリ小学校の1−3年生クラスを担当しているモンテッソーリの先生です。
アメリカのモンテッソーリの先生は、夏休みは3ヶ月丸々お休みという訳ではなく、8月の後半には学校に来て、9月からのクラスの準備をします。
先生が生徒たちを静かに観察する時間をとるのは、幼児期だけでなく、児童期も同じです。
今年の年度始めは21年間の教師生活の中で一番良かった!と喜んでいました。クラスの生徒たちを観察すると、
1人はヨガをやっていて、
2人の8歳の生徒たちはチェッカーボードで大きな桁のかけ算をしていて、
3人の生徒たちは前日の宇宙の誕生のレッスンを振り返り、星の大きさ、温度、色、寿命について討論をしていて、情報を集め、オイルパステルを使って綺麗なイラストを描き、
2人の生徒たちはその日のおやつの準備に忙しく、
2人の生徒たちはモルモットに餌をあげ、
1人の生徒は年上の生徒からかぎ針編みのレッスンを受けていて、
複数の生徒たちが、生命のタイムラインを出して来て、
その側で2人の6歳の生徒たちが人間のFundamental Needsの写真を切り抜いて、ポスターを作っていて、
1人の生徒はクラスにある、「感謝の瓶」※に何か入れていて。
(※感謝の瓶については、明日、ブログに書きたいと思います。)
毎日クラスで歌を歌い、毎日お互いの良いところを伝える。この小さな社会に、毎日、何らかの方法で貢献するようにしている。
この友人は「子供達は私たちの未来だから、この場にいられることに感謝している」と言っていました。
さすがモンテッソーリの先生だなと思います。年度始めって、とても大事! 1年間のクラスの雰囲気が最初の数日で決まります。だから夏休みの最後には、穏やかで平和な初日が迎えられるよう、先生方は黙々と環境を整え、準備するのですね。
- 2019.09.11 Wednesday
- アメリカのモンテッソーリスクール(小学校1−3年)
- 09:43
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- by Asako