モンテッソーリ小学校で年度の始まりに必ず毎年行われるレッスンがあります。
5つのグレートレッスンと呼ばれるもので、1番目のレッスンは「宇宙の始まり、銀河系の始まり、太陽系の始まり、地球の始まり」のお話です。
グレートレッスンは、どのモンテッソーリ小学校でも必ず行われるもので、モンテッソーリ小学校教育が始まった頃から長い間、子ども達に愛されてきた、伝統でもあります。
モンテッソーリ教育は、「先生が教壇に立ち、生徒に講義する」という形式ではなく、先生はあくまで「バックグランド」。主役は子どもであり、先生は子どもとお仕事を結びつけるために工夫を凝らし、子どもがお仕事に夢中になり始めたら、さーっと身を引き、見守るのです。
そんな常に謙虚なモンテッソーリの先生にも、表舞台にたち、主役となるときがあります。
それが、グレートレッスンのお話をするときです。
グレートレッスン1「宇宙と地球の始まり」には、8つのデモンストレーションが含まれています。
うち1つの模型は、黒い風船はビッグバンの模型です。
風船の中にキラキラの星(クラフトで使われるもの)を入れて膨らませておき、針をさして破裂させるというもの。星が周りに飛び散りますので、インパクトは非常に大きいもの。
(デモの方法は、教師養成コースによって異なることがあります。)
もう1つのデモでは、水の中にキラキラの星の粒を入れておき、かき混ぜると星の固まりがいくつもできます。これが銀河系の始まり。
太陽系もモデルや、初期の地球の特徴の1つとして火山の爆発の模型もデモに含まれています。
これらの8つのデモは、グレートレッスンが始まるまで、大きな布がかぶせらられて隠されています。ドラマチックな演出のためです。
子ども達、特にこのお話を初めて聞く1年生たちは、これからいったい何が始るんだろうとドキドキワクワク。
そして、先生が照明を薄暗くして、ミステリアスに語り始めるのです。
昔、昔、まだ誰も存在しなかった頃、ひいひいひいひいひいおばあちゃんが生まれるよりも、もっとずーっと昔、動物も、植物も人間も存在しなかったとき、地球も、空も、宇宙もなかったの。。。おそらく、私たちの誰も想像できないほど、大きくて静かで寒くて暗い、何もない空間があっただけ。。。
そんなミステリアスな先生のお話の世界に、子ども達は引き込まれていきます。
すべて先生のドラマチックな演出にかかっています。
先生はお話や実験を何度も何度も練習し、本番に備えるのです。あたかもドラマの主役の役者さんと舞台裏の裏方さんの両方の役目を果たしているかのように。
そして、ポイントはすべて詳細を伝えることではないということ。
子ども達の好奇心を駆り立て、もっと知りたい、調べたい!という気持ちに火をつけたところでレッスンを終えます。
グレートレッスンの後には、いくつかの関連する内容の実験や研究テーマが準備されており、子ども達は自分でその中からお仕事を選び、探求していきます。
水の蒸発や凝縮、重力、火山、物質の三態(固体、液体、気体)、歴史へと、子ども達の知識が広がっていきます。
2年生以降は、このグレートレッスンに参加するかどうかは任意なのですが、ほとんどすべての子ども達が再度参加することを選択するそうですよ。
いつか、グレートレッスンの残りの4つも紹介しますね。
今日も読んでくださってありがとうございます。また遊びに来てくださいね。
昨年大干ばつに見舞われたアメリカは、今年は昨年の分までヤブ蚊が大発生。。。!
せっかくの収穫の時期ですがあっという間に顔中、子ども達はヤブ蚊に刺されるので対策を練らないといけません(涙)蚊を寄せ付けないというハーブ類のスプレーでは全く効き目がありません。
あーあ、地球にも子どもにも優しい、ヤブ蚊対策って無いものでしょうか。
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5つのグレートレッスンと呼ばれるもので、1番目のレッスンは「宇宙の始まり、銀河系の始まり、太陽系の始まり、地球の始まり」のお話です。
グレートレッスンは、どのモンテッソーリ小学校でも必ず行われるもので、モンテッソーリ小学校教育が始まった頃から長い間、子ども達に愛されてきた、伝統でもあります。
モンテッソーリ教育は、「先生が教壇に立ち、生徒に講義する」という形式ではなく、先生はあくまで「バックグランド」。主役は子どもであり、先生は子どもとお仕事を結びつけるために工夫を凝らし、子どもがお仕事に夢中になり始めたら、さーっと身を引き、見守るのです。
そんな常に謙虚なモンテッソーリの先生にも、表舞台にたち、主役となるときがあります。
それが、グレートレッスンのお話をするときです。
グレートレッスン1「宇宙と地球の始まり」には、8つのデモンストレーションが含まれています。
うち1つの模型は、黒い風船はビッグバンの模型です。
風船の中にキラキラの星(クラフトで使われるもの)を入れて膨らませておき、針をさして破裂させるというもの。星が周りに飛び散りますので、インパクトは非常に大きいもの。
(デモの方法は、教師養成コースによって異なることがあります。)
もう1つのデモでは、水の中にキラキラの星の粒を入れておき、かき混ぜると星の固まりがいくつもできます。これが銀河系の始まり。
太陽系もモデルや、初期の地球の特徴の1つとして火山の爆発の模型もデモに含まれています。
これらの8つのデモは、グレートレッスンが始まるまで、大きな布がかぶせらられて隠されています。ドラマチックな演出のためです。
子ども達、特にこのお話を初めて聞く1年生たちは、これからいったい何が始るんだろうとドキドキワクワク。
そして、先生が照明を薄暗くして、ミステリアスに語り始めるのです。
昔、昔、まだ誰も存在しなかった頃、ひいひいひいひいひいおばあちゃんが生まれるよりも、もっとずーっと昔、動物も、植物も人間も存在しなかったとき、地球も、空も、宇宙もなかったの。。。おそらく、私たちの誰も想像できないほど、大きくて静かで寒くて暗い、何もない空間があっただけ。。。
そんなミステリアスな先生のお話の世界に、子ども達は引き込まれていきます。
すべて先生のドラマチックな演出にかかっています。
先生はお話や実験を何度も何度も練習し、本番に備えるのです。あたかもドラマの主役の役者さんと舞台裏の裏方さんの両方の役目を果たしているかのように。
そして、ポイントはすべて詳細を伝えることではないということ。
子ども達の好奇心を駆り立て、もっと知りたい、調べたい!という気持ちに火をつけたところでレッスンを終えます。
グレートレッスンの後には、いくつかの関連する内容の実験や研究テーマが準備されており、子ども達は自分でその中からお仕事を選び、探求していきます。
水の蒸発や凝縮、重力、火山、物質の三態(固体、液体、気体)、歴史へと、子ども達の知識が広がっていきます。
2年生以降は、このグレートレッスンに参加するかどうかは任意なのですが、ほとんどすべての子ども達が再度参加することを選択するそうですよ。
いつか、グレートレッスンの残りの4つも紹介しますね。
今日も読んでくださってありがとうございます。また遊びに来てくださいね。
昨年大干ばつに見舞われたアメリカは、今年は昨年の分までヤブ蚊が大発生。。。!
せっかくの収穫の時期ですがあっという間に顔中、子ども達はヤブ蚊に刺されるので対策を練らないといけません(涙)蚊を寄せ付けないというハーブ類のスプレーでは全く効き目がありません。
あーあ、地球にも子どもにも優しい、ヤブ蚊対策って無いものでしょうか。
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- 2013.07.10 Wednesday
- 宇宙を学ぶ
- 00:50
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