モンテッソーリ中学校に長男ガイが入学してから、驚きの日々です…。この思春期の、12ー15歳の生徒たち、まだ大人ではないけれど、子供でもないこの時期の生徒たち。彼らが良き社会人、良き地球人になるためにこんな環境が準備されているとは。

 

まだまだ学び中ですが、これまで学んだことをシェアしたいと思います。

 

「人生をよく生きていくための援助」として、中学生クラスはデザインされています。自分たちの住む市について学ぶことと、中学生がその市において、どんな役割を果たしていくのか?が重要視されています。

 

マリア・モンテッソーリ女史が提唱したアードキンダー(erdkinder)という概念に基づき、モンテッソーリ中学校は、正常化された大人、よき社会を目指してそれに貢献できるような大人を育てるために、様々な側面から中学生に必要な環境を提供しています。

 

0−6歳の幼児期、6−12歳の児童期と異なり、12−15歳は、「大きく社会性が発達する」時期。

 

この時期では、批判的思考(クリティカル・シンキング)が強くなり、自分自身と周りのグループとの関係を察すること、その関係を発展させることに関心を持ち、「大人として」社会活動に参加する可能性を探ろうとします。この時期の中学生は、自己実現のため、そして独立した大人になるために、「自由を経験する」ことがとても必要不可欠なのだそうです。

 

そのため、中学生クラスでは、1。自分で選択させること、2。最後までやり通させること、3。やり遂げたこと、貢献できたということを認識させること、を促す活動が多くあります。そして、生徒たちが「自分の意志」を発達させるよう、自分で判断し、適切な判断をし、特定の目的に向かって自分の行動に注意を払うこと、が大いに推奨されています。

 

そして、困難に出会うこと、挑戦すること、様々な機会を与えられることが、12ー15歳の時期は必要不可欠なのだそうです。

 

この時期の生徒の発育のために大切なのは、大きな目標でも小さな目標でも、達成した時には、、「そのコミュニティ内で自分たちの成功が認められたという経験をする」ことなのだそうです。自分とは誰なのか、自分にはどんな能力があり、どんなことで社会に貢献できるのか、を自分自身で認識することで、自分の価値を知ることができ、よき人間へと成長できると。

 

では、先生の役割とは?

 

生徒数は20人以下の小さなクラスですが、モンテッソーリの資格を持つフルタイムの先生が3人もいます。それとは別に体育とスペイン語の先生がいます。

 

え!?担任の先生が3人も?と私も最初は驚きました。

 

12−15歳の生徒たちは、大人になるってどんなことか興味津々で、周りの大人をよく観察しています。そのため、バラエティーに富んだ、思いやりのある複数の大人が近くにいることはとても大切なことなのだそうです。先生方は、まさに生きた教材なのです。

 

生徒たち一人一人が唯一無二の存在であることに真に理解し、「先生はなんでも知ってる」振りはせずにそれぞれの生徒が勉強している分野のエキスパートを生徒たちのために喜んで迎え入れるそうです。

 

それぞれの子供の中にある、「まだなっていない大人の姿」に対するように、その大人の姿を引き出すように生徒に接するそうです。

 

子供の中の、大人になった時の姿を引き出すためには、中学生にとって意義深いお仕事を準備すること。これはモンテッソーリの12−15歳クラスの先生の役割の一つです。先生が「大きなアイデア」を提供して、生徒たちは、それに関するお仕事を通じて、自分自身と、世界との繋がりを発展させていく。

 

生徒たちから自分の解釈や、自分の意見などの意味ある返事を引き出す質問を先生がすることによって、自分との関連を生徒に深く考えさせることも先生の役割だそうです。生徒はこうやって深く考え、調べることで、正直に、そして自由に、自分のアイデンティティを築いていく。先生とのディスカッションや問いかけを通じて、自分自身の理解と、そのテーマに関する理解を深めていきます。

 

具体的にはどんなことをしているのか?長くなるので、今後、少しずつ書いていきたいと思います。

 

モンテッソーリスクールは、のびのび自由に自分のペースでというイメージが強いかもしれませんが、それは小学校までかもしれません。もう子供でもない、大人に近づいている中学生たちは、意外と忙しいっ! 自分で選んだテーマとは言え、研究をして、模型を作って、プレゼン用にまとめて、ボランティア活動などのコミュニティワークもして、マイクロエコノミーのビジネスもして、テスト勉強もして、お友達とも遊びたいから週末までにあれとこれを済まさないと…と毎日精を出しています。

 

中学生だと反抗期?と言われそうですが、このスクールで先生に反抗するなんてありえないです。尊敬できる3人の先生と毎日過ごせる息子は幸せ者だと思います。

 

 

読んでくださってありがとうございます。また遊びに来てくださいね。

 

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